プラスチックストロー廃止法

ハワイでは7月1日より、プラスチック製や紙製にかかわらず、すべてのレジ袋が有料になりました。1袋15セントではあるものの、多くの方がリサイクルバックを利用したり、裸で商品を持ち帰るなど、生活習慣に変化を起こしたところです。さらに、プラスチックストロー廃止法案が審議入りされ、プラスチック組合やレストランから反対の声が上がっています。またストローなしでは水などを飲むことができない身体障害を持った方々からも、反対の声が上がっています。

シアトルの試み
大手コーヒーチェーン スターバックスの発祥の地シアトルは、2008年に決めた環境対策の一環としてプラスチック製の使い捨てストローやフォーク、ナイフなどの提供を禁じる条例が決定、2018年7月1日より全米の主要都市で初めての試みをしています。飲食店などは紙製のストローや、植物由来で肥料にできる素材のストローの提供を始め、違反した場合には罰金250ドル(約2万8千円)を科すとしています。

大手チェーンストアの対応
スターバックスは2020年までにカフェですべてのプラスチックストローの使用を段階的に廃止すると発表。マクドナルドも英国とアイルランドの計1361店舗で9月よりプラスチック製ストローから紙製ストローに順次切り替えると発表し、ヨーロッパでのテスト運用などの結果を見極めつつ、25年までには日本を含む全世界の全店舗で、プラスチック製ストローの廃止に加え、ハンバーガーを包む包装紙や箱、袋など、顧客に提供する全てのパッケージや製品をリサイクル可能な資源に切り替えることを目指すという。

今後の課題
この禁止条例は、環境保護に対する意識の高まりや、プラスチック廃棄物が私たちの環境に与える負担を軽減するための積極的なステップであることを意図しています。しかし、これらのツールに頼っている身体障害者の人々の生活をより複雑にするかもしれません。

また代替えで使用される紙製ストローは、へたりやすい、ドリンクの味を損なう、結局は紙製(木材から作られている)との指摘もあります。プラスチックが代替材料よりも優れている理由を掲げる反対派もいますが、マイ箸、マイスプーン、マイフォークに、マイストローを加えることでゴミゼロで解決に思います。これは我が家のバンブーストロー。バリ島帰りの友人からいただいたのですが、とても快適です。

 

 

参考記事など
CNN『Why banning plastic straws upsets people with disabilities
日本経済新聞『プラ製ストロー禁止に 米シアトル、スタバも
ITmedia ビジネスオンライン『マック、プラ製ストロー廃止へ 日本も検討、25年までに
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