スターフルーツ

こんにちは。GPCの洋子です。
最近、夫の実家に実っているスターフルーツの収穫とその砂糖漬け作りに追われています。スターフルーツは枇杷の実くらいの大きさで、切ると断面がかわいい星形をしています。収穫期は2月頃と8月頃の2回あって、「たわわに実る」とは正にこの事!ワンシーズンに千個くらいは実るんじゃないかと思います。
しかしこのフルーツ、見た目はかわいいのですが、お味のほうはオレンンジやマンゴーなどと違って、それほど「おいし~い!」と舌鼓を打つような味ではないので、人様に差し上げてもあんまり喜ばれないのが困りもの。。。以前は、収穫期に夫の実家を訪れる度に、「さぁさ、ぜーんぶ持って行きなさ~い! 」と何キロも持たされて帰り、結局誰にもお裾分け出来ずに、その大半を腐らせてしまっていました。
ガイアパシフィックセンター
ところがある年、我が家を訪れていたビルマ人の友人が、床に放置されていたフルーツの山を見て、「洋子、これでジャムを作ってみようよ」と提案してくれたんです。「作った事あるの?」と聞いたら「無いけど、何かは出来るんじゃない?」と自信ありげ。彼女の勘を信じて、早速7-8キロあったスターフルーツを2人で1日かけて皮むきし、砂糖で煮てみました。そうしたら、お鍋の中でフルーツの量が5分の1くらいに減り(素晴らしい!)、しかも酸味が砂糖の甘さとよく合って、生の時とは別ものに変身していました。
それ以来、収穫期になるとこの砂糖煮を作り、ジャムになる前にブランデーなど好きなお酒を入れて保存しておくようになりました。この砂糖煮とマカデミアナッツを試しにパウンドケーキに入れてみたらけっこうイケた(しかも沢山入れてオーケー!)ので、今ではこれが我が家の定番加工品になっています。
数年前までは「やっかいもの」扱いだったスターフルーツ。友人のアイデアのお陰で、罪悪感を感じながら袋ごとゴミ箱に捨てる事もなくなりました~。メデタシ、メデタシ。
しかし、この友人と散歩していると、困ることが。。。ビルマの地方で育った彼女は、どこを歩いていても自然の中に「食べられるもの」を見つけてしまうんです。そして、「ねぇねぇ、洋子。この草の蔓、食べられるのよ。これ、採って帰って今晩のおかずにしない?」とか「アアア!その木にぶら下がっている豆!あれもビルマではよく食べるのよ。どうしてハワイの人は誰も食べないのかしらね~」とか言いながら、不思議なものを摘み取っては私にも食べてみろと勧めます。大丈夫だとは思うんですけどね。恐がりな私はちょっと心配。。。(笑)
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